みなさん、ご自分のことを「私=○○○」で表して下さい」
と言われたらこの○の中に何を入れますか?

クエスチョン


この○、生活の様々なシーンで異なりますね。

家庭では○○、地域社会では○○、会社では○○など、それぞれ担い分けているかもしれませんし、どこへ行っても自分は○○と貫いておられるかもしれません。


ちなみに私事で恐縮ですが、最近の自分は共通に「○○ の母」っていうのが入るなぁと気づき始めています。 

家庭では娘に息子に、それから姑に取っても「母」だし、会社に行っても「社員さんの母」ですが、キャハッ! 

家庭に比べて会社では若干厳しい母です。。。
ア、若干じゃなくて結構でした
皆様はいかがでしょうか。
私=何者?ですか?

この「自分は何者だ」という認識ってほんとに大切なことだと思います。

だって、自分はこういう人間だと思うことで、取る行動が全く違ってくるからです。

例えばです。
「自分は、未来を切り開きビジョンを実現する経営者だ」と思うと、おのずと未来、ビジョンをイメージしますし、実現に向けて行動します。

半面「自分は何をやってもダメな経営者だ」と思えばそれなりの行動しか取らないでしょう。
これがアイデンティティ(私とは何者かとの認識)の凄さであり、怖さでもあります。

皆さんの身近な人に当てはめ、色々想像してみてください。

幹部さんが 

    私=会社に改革をもたらす人間だ、社長にも意見する参謀だ 

    私=会社をサポートする人間だ 上司から言われた事は堅実に守りたい

    私=幹部と言われるだけで能力の劣った人間だ。

と。 
繰り返しますが、この自己認識の違いは行動に違いを生み出します。

それから後継者を育成しておられる皆様。
私=経営者だ か 私=幹部社員だ と思うか。
これ重要ですよね。
その2つを行ったり来たりかもしれませんが、
経営者らしい視点で物事を見たり判断できるのは
「私=経営者」のフレームに入っているからできるのであって、
「私=社員」のフレームではできないことではないでしょうか。

経営者らしき行動が取れるのは
経営者こそが見る景色。・・・その景色が見える場所に立った時であり、
その場所に立つには「私は経営者である」という自己認識を持てた人でしか
無いと思うのです。
いかがでしょうか。。。

だから、やっぱり、人財育成をしていくとき大切なことは
アイデンティティの確立だろうと思います。(「自分は何者である」の認識)
その上で、自分はどんな使命を果たさないといけないのか。
どのような信念を貫くのか。
更にどのような能力を身につけ、どんな行動を取るのか。どんな環境をつくっていくのか。
が見えてくるでしょう。

改めてみなさん、自分はどんな経営者か。。。どんな幹部か。。。どんな社員さんか。

さぁ、
人財育成とは、その人のアイデンティティの自覚を紐解くこと、
そして変革しながら進んでいくことが大事だなぁと感じた次第です。

私も、自分をどのように認識しているのか、
あらゆるシーンで検討し、変革し続けていきたいなと思います。
皆様のそれぞれでのアイデンティティはいかがでしょうか?


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